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第二新卒はいつまで?法律上の定義はない|「卒業後3年以内は新卒扱い」の指針と、何歳まで使えるか

更新日 2026-11-01|運営 AI Mediaz(屋号)|PR 記事内に広告を含みます

結論(先に3行で)

  1. 「第二新卒」に法律上の定義はありません。一般に「学校を卒業して就職し、おおむね3年以内に転職を考える若手」を指すことが多いですが、何歳まで・何年目までかは企業やサービスごとに違います。
  2. 公的な線としてはっきりしているのは「卒業後3年」です。若者雇用促進法にもとづく指針は、企業に既卒者が卒業後少なくとも3年間は新卒枠に応募できるようにすることを求め、新卒応援ハローワークの対象は卒業後おおむね3年以内です。
  3. 早く辞める人は少なくありません。2023年3月の大学卒業者で就職した人のうち31.2%が3年以内に離職しています(厚生労働省)。
新規学卒就職者の3年以内離職率(令和5年3月卒)
図解:新規学卒就職者の3年以内離職率(令和5年3月卒)(出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和5年3月卒業者)」(令和8年10月23日公表))

第二新卒に法律上の定義はある?

ありません。「第二新卒」は、法律や省令で定められた言葉ではなく、採用の場で使われてきた呼び方です。一般には「学校を卒業していったん就職し、数年以内に転職を考える若手」を指すことが多いですが、「卒業後3年以内」「25歳まで」「社会人経験1〜3年」など、企業や転職サービスによって線の引き方が違います。

ですから、「自分は第二新卒に当てはまるか」を考えるより、「応募したい求人が、自分の卒業年・年齢・職歴を対象にしているか」を求人ごとに確認するほうが確実です。

公的な「卒業後3年」の線とは?

法律上の定義がない一方で、国の制度にははっきりした線があります。

若者雇用促進法にもとづく指針:卒業後少なくとも3年間は新卒枠に

青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)第7条にもとづき、厚生労働大臣は企業などが取り組むべきことの指針を定めています。厚生労働省のリーフレット「若者の募集・採用等に関する指針」には、企業が取り組むこととして「既卒者が卒業後少なくとも3年間は『新卒枠』に応募できるようにすること」と「できる限り上限年齢を設けないように努めること」が書かれています。

これは企業に努力を求めるもので、罰則のある義務ではありません。新卒枠に既卒の応募を受け付けているかは、求人ごとに確認が必要です。ただ、卒業後3年以内であれば「新卒として応募できる求人がある」ことは覚えておきましょう。

新卒応援ハローワーク:卒業後おおむね3年以内

厚生労働省の新卒応援ハローワークは、就職活動中の学生・生徒や「卒業後おおむね3年以内の方」の就職を支援する専門のハローワークです。新卒で入った会社を3年以内に辞めた人も、卒業後おおむね3年以内なら対象に入ります(新卒応援ハローワークの使い方)。

早く辞める人はどれくらいいる?

厚生労働省が2026年10月23日に公表した「新規学卒就職者の離職状況」では、2023年(令和5年)3月に卒業して就職した人の、就職後3年以内の離職率は次のとおりです。

卒業区分3年以内の離職率前年との差
大学卒31.2%2.6ポイント低下
短大等卒43.1%1.4ポイント低下
高校卒36.9%1.0ポイント低下
中学卒54.5%0.4ポイント上昇

大学を卒業して就職した人のおよそ3人に1人が、3年以内に最初の職場を離れています。早く辞めたことを、自分だけの失敗のように感じる必要はありません。大切なのは、次の職場選びで同じことを繰り返さないように、辞めた理由を整理することです(短期離職の理由の伝え方)。

何歳まで第二新卒として扱われる?

決まった年齢はありません。目安として、次のように考えてください。

あなたの状況使える窓口・求人の目安
卒業後3年以内新卒枠(指針の対象)、新卒応援ハローワーク、第二新卒向けサービス
卒業後3年超・おおむね35歳未満わかものハローワーク、20代向け・第二新卒向けサービス(各社の対象年齢を確認)
35歳前後以上一般のハローワーク、年齢制限のない中途採用の求人

民間の就職支援サービスの対象年齢も、各社で違います。このサイトで公式の記載を確認できたものでは、UZUZ・ミラキャリ・第二新卒エージェントneoは「20代」、就職カレッジは「18~35歳の男女の方を中心に」です。ハタラクティブ・DYM就職は公式で年齢の明記を見つけられず、キャリアスタートは「20代を中心に」と登録者の傾向を書いているだけでした(比較表)。

第二新卒で転職するメリット・デメリットは?

メリットデメリット・注意
社会人の基本(あいさつ・報告・メール)を身につけている点を評価されやすい短期間で辞めた理由をまず聞かれる
職種を変えやすい(未経験可の求人が多い年代)前の会社より給与が下がる場合がある
卒業後3年以内なら新卒枠も選べる「すぐ辞める人」と見られないよう、次の職場で続けたい理由が要る

今の会社を辞める前に考えることは?

まだ在職中で「辞めたい」と考えている段階なら、次のことを先に確認しておくと、後悔が減ります。

働きながら探すか、辞めてから探すかに正解はありません。体調を崩している場合は、無理に働きながら探そうとせず、休むことを優先してください。

第二新卒が使える支援は?

公的支援では、卒業後おおむね3年以内なら新卒応援ハローワーク、おおむね35歳未満ならわかものハローワークで、担当者に無料で相談できます。民間では、第二新卒・既卒を対象と書いているサービスに、UZUZ・キャリアスタート・ユメキャリ転職エージェントなどがあります。いずれも対象年齢・地域を公式で確認してから使いましょう。

第二新卒の求人はどこで探す?

第二新卒向けの求人は、次のようなところで探せます。

探す場所特徴
新卒応援ハローワーク(卒業後おおむね3年以内)担当者を決めた個別支援。新卒枠に既卒も応募できる求人の相談
わかものハローワーク(おおむね35歳未満)担当者制の職業相談、応募書類・面接対策
ハローワークインターネットサービス全国の求人を自分で検索できる
第二新卒・既卒向けの民間サービス担当者が求人を紹介。対象年齢・地域は各社で違う
企業の採用ページ新卒採用ページで「既卒可」と書いている企業もある

第二新卒の応募書類は何をそろえる?

第二新卒の応募では、履歴書に加えて職務経歴書を求められることが多くなります。在籍期間が短くても、次のことを書けば1枚にまとまります。

「新卒で入った会社で何を身につけたか」が書けると、第二新卒としての強み(社会人の基本ができていること)が伝わります。

「第二新卒」と名乗ってよいか迷ったら?

法律上の定義がない以上、自分から「第二新卒です」と名乗る必要はありません。履歴書や面接では「◯年◯月に大学を卒業し、◯◯株式会社に入社、◯か月で退職しました」と事実を話せば十分です。大切なのは呼び方ではなく、応募先の求人が自分を対象にしているかどうかです。求人票の「応募資格」「対象」を読み、分からなければハローワークの担当者や企業に問い合わせましょう。

第二新卒の転職、次の一歩は?

この記事の内容をまとめると、第二新卒かどうかを気にするより、自分の卒業からの年数と年齢で「使える窓口」と「応募できる求人」を確かめるのが近道です。卒業後3年以内なら、新卒応援ハローワークで、新卒枠に既卒も応募できる求人を含めて相談できます。3年を超えていても、おおむね35歳未満ならわかものハローワークで、担当者と一緒に応募を進められます。

民間の第二新卒向けサービスを使う場合は、対象年齢・地域が公式に書かれているかを確認し、1〜2社に絞りましょう。辞めた理由の整理と、次の職場で続けたいことの言葉づくりは、どの窓口でも最初に取り組むことになります。焦って次を決めるより、今回は条件を確かめて選ぶことが、長く働ける職場への一番の近道です。

よくある質問

第二新卒は何年目まで?
法律上の定義はなく、企業やサービスで違います。公的な目安としては、若者雇用促進法にもとづく指針の「卒業後少なくとも3年間は新卒枠に応募できるように」と、新卒応援ハローワークの「卒業後おおむね3年以内」があります。
第二新卒は何歳まで?
決まった年齢はありません。民間サービスの対象は「20代」「18〜35歳が中心」などさまざまです。わかものハローワークは「おおむね35歳未満」です。
卒業後3年以内なら新卒枠に必ず応募できる?
必ずではありません。指針は企業に努力を求めるもので義務ではないため、求人ごとに既卒の応募を受け付けているか確認してください。
3年以内に辞める人はどれくらい?
厚生労働省によると、2023年3月の大学卒業者で就職した人の31.2%が3年以内に離職しています(高校卒36.9%、短大等43.1%)。

出典・確認したページ

この記事は 2026-11-02 時点で公的機関・各社公式ページを確認して書いています。制度や各社の条件は変わることがあるため、申込み前に公式ページで最新情報を確認してください。体験談・口コミは掲載していません。